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スタイル百科

Gorpcore

ゴープコア · 発祥 · アメリカ

山の道具を、山へ行かずに着る。防水のシェル、絞った裾、走れる靴。機能は本物のまま、行き先だけが街に変わっている。

流行の地図

発祥/アメリカ国

はじまり

1970年代に防水透湿の膜が実用になり、山の上着は「濡れないための道具」として完成した。それを街の文脈へ持ち出したのは、1990年代半ばの東京の裏原宿で、登山用のシェルやフリースが古着やスニーカーと同じ棚に並べられたときだった。

名前がついた時期

2017年、アメリカの記事がこの着方を gorpcore と呼んだ。GORP は行動食(干し葡萄とピーナッツ)の略で、山へ行かない人が山の装備を着る、という状況をそのまま指している。

広まり方

2020年代前半、屋内に集まれない数年のあいだに、外で過ごすための服が必要になった。トレイルシューズが街の靴になり、シェルが日常の上着になった。2020年代半ばには山の性能がそのまま都市の記号として扱われ、シェル一枚が高級品の位置に上がっている。

見分け方

上は殻のようなシェルかフリース、下は絞った裾のクライミングパンツ、足元はトレイルランニングシューズかアプローチシューズ。色は森・岩・砂の側に寄り、そこへ橙が一点だけ入る。ロゴは小さく、素材の名前のほうが大きく書いてある。

境界

同じ機能素材でも、量販店の防災リュックや日除け帽はこの様式ではない。ここで着られているのは、山で実際に使える性能を持ちながら、街の体型に合わせて裁たれたもの。値段がそのまま境界になっており、¥15,000 を下回るあたりから別の物になる。

予算感

シェル1枚が¥25,000〜85,000。まず上着を一枚決めて、下と足元を¥15,000前後で揃えるのが現実的。

年表

1970

道具だった頃

防水透湿の膜が実用になり、山の上着は「濡れないための道具」として完成した。街で着るものとは誰も思っていない。

年代

2010年代後半〜(2020年代前半に再燃)

価格帯

¥15,000–120,000

代表的なブランド

and wander · Goldwin · nanamica · Teton Bros · アークテリクス · DESCENTE ALLTERRAIN

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